そのUSBメモリー、大丈夫? 寿命切れをチェック
Check FlashはUSBメモリーやメモリーカードなどの動作状況を点検してくれるツールです。フラッシュメモリーに使われている半導体には性能寿命があるため、データがいつかは消えるリスクがあります。朝、大事なデータを入れて出かけたはずなのに、帰ってPCに挿してみたらデータが読み取れなくなっていた・・・という事態が起こりうるのです。これを防ぐため、そのメモリーが正常に動作しているかどうか、定期的に確認する必要があります。Check Flashで点検することで、 そのメディアを使い続けても安全かどうかの目安になるでしょう。
メモリーカードのデータ保持期限は5-10年と言われています。点検が必要と思うUSBメモリーやメモリーカードをPCに挿してCheck Flashを起動します。Check Flashの画面には、左側にチェック項目、右側にテスト状況が表示されます。テストの種類や回数を選択してStartをクリックすると、読み取りと書き込みに問題が無いか、実際にフラッシュメモリーにデータを読み書きして行います。大事なデータがあっても上書きしますので、点検前に退避させておきましょう。点検が終了するとテスト結果が表示され、問題点があれば「Error」と表示されます。
Check Flashのメニューはすべて英語ですが、別途配布のパッチを導入して日本語表示にすることが可能です。点検の所要時間は、ディスクの容量や読み・書きの種類で異なります。書き込みによる点検の場合、1GBのUSBメモリーを使って約20分かかりました。
USBメモリーを愛用している人は、大事なデータが消えないよう定期的な動作チェックにCheck Flashを使ってみてください。デジタルカメラを愛用している人は、旅先で写真を保存できないことなどないようメモリーカードをチェックしてみてください。点検の結果エラーが1回でも起こったなら、そろそろメモリーは寿命が近いので買い換えましょう。
Check FlashはUSBメモリーやメモリーカードなどの動作状況を点検するためのツールです。